
私たち国立長野高専吹奏楽部が創部6年後の1970年以来、毎年欠かさずに開催している「定期演奏会(定演)」。皆様のお目にかかるおよそ2時間30分のステージには、私たちが数か月にわたって積み上げてきた準備や練習の成果がぎっしりと詰まっています。ここでは、そのほんの一部分をご紹介します。
定期演奏会実行委員会の編成
定演の準備を中心になって進めていくのが、定期演奏会実行委員会です。実行委員長、副実行委員長を先頭に、広報担当、美術担当、ポスターやパンフレットなど印刷物の制作担当など、定演にまつわるさまざまな仕事を分担して行います。上級生はもちろん、下級生からも委員として抜擢(ばってき)されることがあるため、仕事は大変ですが、学年の枠を越えて活躍することができます。
テーマ決め
近年の定演は、それぞれの年の「テーマ」をもとに演奏曲目や舞台演出が考えられています。テーマは主に正副実行委員長の構想をもとに決められます。定演の色とも言える大切なものなので、意味や語感を確かめながら、慎重に言葉を選んでいます。テーマが決定すると、いよいよ定演シーズンが本格的に始まります。
| 過去の定演のテーマ | |
|---|---|
| 第38回(2007年) | Singing Time |
| 第39回(2008年) | Thank you |
| 第40回(2009年) | Link |
| 第41回(2010年) | Home |
| 第42回(2011年) | 世界旅行 |
演奏曲目決め
部員が演奏したい曲を中心に集めた数十曲の候補の中から、テーマ、編成や演奏時間、他の曲とのバランスなどを勘案し、実際に合奏してみながら、最終的に公演で演奏する曲目を決定します。曲目は演奏会全体を通して十数曲になるため、練習はとても大変ですが、お客様に感動していただけるような演奏を目指して、毎日暗くなるまで練習に励んでいます。
舞台演出づくり

定演のステージに盛り込まれる多様な演出は、すべて部員のアイディアから生まれたもの。卒業学年による寸劇や、1年生によるダンスは、音楽の練習のかたわらで懸命に創り上げてきたものです。また、演奏者の譜面台を彩る譜面敷や、寸劇で用いる衣装や小道具はほとんどが部員の手作り。第41回定期演奏会(2010年)ではステージの背景に大きな絵画を掲げましたが、こちらは国立長野高専イラストレーション創作部による力作です。
スタッフの方々
定演の運営を影で支えてくれるのがスタッフの方々です。スタッフを統括するステージマネージャーを筆頭に、コンサートの進行をする司会者や、舞台袖から客席にアナウンスをする影アナ、駐車場で車の誘導をする駐車場係などがあります。また、舞台美術の専門業者や会場のスタッフの方々など、部員のみならず、多くの人の手によって定演はつくられています。

ゲネプロ

曲目、演出、指揮者や演奏者の動きなどを記した進行台本が作成されると、「ゲネプロ」と呼ばれる通し練習を行います。ゲネプロでは、台本に沿って、実際の公演の流れをできるだけ本番と同じコンディションで確認していきます。公演の時間や演奏者の位置や動きなどを確認すると同時に、それまでは見えなかった新たな問題が見えてくるので、それをもとに台本の内容を再検討します。
公演当日
いよいよ公演当日です。楽器を会場に搬入し、ステージのセッティングや受付の準備をしたら、最後の練習、そしてリハーサルによる最終確認を行います。どんな演奏会になるのかは、本番まで私たちにもわかりません。期待に胸をふくらませて、皆様のお目にかかる瞬間を今か今かと心待ちにしています。開演のベルが鳴ったら、今年も私たちの定演が始まります。






